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昨今では、どこの業種でも「人材が不足している」というニュースが盛んに報道されています。その中でも特にIT人材は、深刻に不足しているとのこと。
最近、政府がITなどのDX人材を育てるために、リスキング助成金などで支援しています。また、各ITスクールでは、IT未経験者の入学者の熾烈な獲得競争に躍起になっていますし、かなりの人々が卒業しているはずなのですが、一向に改善されてるようには全く思えません。
何か、変だと思いませんか？
それは、IT人材が不足しているというのは、ITを単純利用する人が不足しているのではなく、いわゆる上流工程から携われるシステムエンジニア、プロジェクトリーダを任せられる人材、百歩譲って一人称で動けるシステムエンジニアが不足しているということです。
つまり、政府やITスクールがいくら人材教育を行っていると言っても、育てようとする人材がそもそも現状とマッチングしないのです。政府やITスクールが行っている教育が全く役に立たないということではありません。IT未経験の人たちにIT技術の初歩をまず学んでもらうということにおいては、一定の成果はあると思います。しかしながら、この教育を受けた人たちが、いざ希望するITの技術職種に就職しようとしたときに果たして就業できるのかというと、ほぼ無理と言わざるを得ません。
ITスクール以外の中途転職市場、新卒からも大量にITの職種に応募があるわけで、椅子取りゲームが始まります。その結果、政府やITスクールの教育を受けたところでIT業界の仕事にはつけないという方が大量に発生し、運よくIT業界に入ったとしても、テレアポ、携帯電話、パソコンのセッティングのような、なんちゃってIT要員をやらされて終わりという方も少なくありません。
少なくとも、政府主導で人材を創出するというのなら、予算に糸目をつけず一人称で動けるシステムエンジニアとしての教育を行うべきだと思います。つまりは、実務経験と同等の経験がつくような教育です。これは、一例にすぎませんが、そのためには、受講者をグループ分けし、グループごとにある程度通用する商用サービスひとつを完成させるところまでをしなければならないと思います。
ITスクールではここまでやると、受講料を高額にしなければなりませんし、そんなメンターさんもいないでしょうから、中々難しいかと思います。
ITスクールは有料なので、お金に余力がある方はいいのですが、そうではない方もたくさんいらっしゃると思います。その場合、助成金対象の経済産業省 リスキリング 講座を受講してみるのも一つの手なのですが、受講料は後で戻ってくるのでいいとしても、受講している間の生活費は自分で何とかしなければなりません。
そうなると、IT未経験者（異業種からの転向含む）の方たちにとって、働きながら学ぶという選択がよろしいのではないでしょうか？
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ここまで読んでくださって、もし貴方が実践を身に着けたいと思われたなら、条件として年齢の制限がありますが、ご興味を持ちましたら、ぜひお問い合わせください。